スタッフブログ
ブログ
【おおなんDIY木の学校】
2019-11-11
いつも建匠ブログをご覧いただき
ありがとうございます(*^^*)☆
今日はなんだか変な天気ですね。
風が吹いたり、雨が降ったり、晴れてみたりと(笑)
そんな中、わたくしごとですが
この土日で邑南町の古民家再生事業に参加してきました‼
TVでご覧になられた方もおられるかとおもいますが、
邑南町羽須美地域の関係人口創出・拡大事業のため、
町を挙げて取り組まれている事業だそうです(^^)
わたしが今回一番興味を惹かれたのが、
全国のDIYに関心をもった人たちが集い、
コミュニティーを組んで、邑南町にある空き家になった古民家を、すべて自然素材の材料を用いて再生(修繕)して、その道のプロの職人さんや講師の先生方も関わっていただきながら、昔からある伝統工法でリノベーションし、実践で学ばせてもらえるというところでした。
一泊二日で今回私が参加した科目は『土壁の再生』というものです。皆さん木舞壁(こまいかべ)ってご存知ですか?
昨今の一般住宅壁では工法によってさまざまありますが、木造軸組在来工法を例としていきますと、
外からサイディング→外部胴縁→透湿防水シート→断熱材(グラスウール・セルロースファイバーなど)→筋交い→胴縁→ボード→仕上げ(壁紙クロスなど)
ざっとこれが一般的な壁の構造ですが、
今回の木舞壁(こまいかべ)とはこういうものです。
右はエツリ竹(間渡し竹)が入っている段階のものです。
左側は前回受講された方たちが仕上げた状態のものになります。
柱と柱の間に渡された貫(ぬき)に間渡し竹を掛け、竹木舞を縦と横(格子状)に組み木舞縄というしめ縄のような縄で編んでいきます。
荒壁仕上げと呼ばれる仕上げで中央部は下地窓となっており、組んだ竹や葭をあえて魅せ、通風と明かり取りの役目を果たす風合いと意匠のある室内窓です。かっこいいですね~(^^)
さて、
今回わたしは実際に竹を割るところから土壁材料の調合、漆喰仕上げまでの本格的な実技をさせていただきましたが、本当にすべての工程が手仕事で無駄なものが何一つ出ない無添加で体や地球に害のない本当のリノベーションを肌で体験することができました。
土建材【有限会社 東邦産業社】
講師のDIYリフォームアドバイザー福川雅也さん
土の調合や漆喰など、この道のスペシャリストです(*^^*)
そしてなによりも驚いたのは、もう一人の講師の先生はアメリカ出身の方で現在日本で左官職人をされているホルツヒューターカイルさんという凄い方でした。ワークショップや色々な活動もされておられるとのことでしたので、個人的にまたワークショップなど参加してみたいと思いました(*^-^*)‼
左官作業は本当にコツをつかむのが難しかったです(:_;)
不器用な私でもやさしく指導してくださりありがとうございました。でもやっぱり漆喰塗りは楽しかったです。。。
そして実は高所恐怖症で足場の上で足がプルプルガクガクしていたのですが少し克服できました(笑)
今回私が受講した科目は土壁再生の科目になりますが、
この他『三和土』『床の再生』『造り付け家具』『造り付けキッチン』『自然塗装』の専門科目があり、この度の土壁が最後でした。年内完成予定のこの古民家リノベーション‼完成後はカフェになる予定ですので、オープンした際には是非邑南町へ(^^♪
それではまた(*^-^*)